どうも、クリスマスの名駅周辺をうろうろしてきた、たいぷりんぐです。(めちゃくちゃ混んでた)
今回は最近話題になっているダイソーの”USB Type-Cで充電しながら有線イヤホンを使える商品”を試してみた感想とそれを踏まえたちょっとした対策を書いていきます。
商品概要
商品名: 充電しながら使える USB Type-C 変換ケーブル
価格: 500円 (税込み550円)
購入店舗: ダイソー近鉄パッセ店(近鉄百貨店名古屋店)
※取り扱いがない店舗もあるみたいなのでご注意ください。
仕様
- DACチップ搭載
- 4極3.5mmミニジャック対応
- USB Type-C 専用
- USB PDには非対応 (USB BDには対応している模様)
試してみた感想
音について
- 音が良いわけではないけど、一応ちゃんと聞けるレベルの音を出してくれる
- 「サーーー」や「ジリッ」といったノイズが結構乗る
- 細かい音が弱い
- 音声出力のない時のスリープ状態からの復帰のレスポンスが非常に悪い
- 「音声出力のない時」の判定基準が緩すぎて静かな曲だと音が出力されない部分がある
充電について
- USBの接続部分が若干熱を持つ
- PD非対応なので充電速度は低下するけど、ゲームとかしていてもバッテリー残量が減っていくほどではない
音に関してはやはり微妙といった感じ。
ただ、500円でこれだけのクオリティを出せるのはすごいという印象。
で、いくつか問題に遭遇したのが、まず、音声出力のない時のスリープ状態からの復帰のレスポンスが非常に悪いという点です。音声出力がされていないと判定されたときは少電力のためにイヤホンに信号を出力しないようにしているみたいなのですが、再度信号を出力するまでの遅延が割とあって、曲の最初の方が途切れてしまいます。
もう一つは、「音声出力のない時」の判定基準が緩すぎて静かな曲だと音が出力されない部分があるという点です。クラシックや暗い雰囲気の曲など静かな部分がある曲だと無音でなくてもその部分が「音声出力がされていない」判定となってしまい、音が出ないということが多々ありました。
よし、んじゃ対策してやろうじゃないか!!
音が途切れる問題を対策してみる
具体的にどうするか。うるさくしてしまえばいいのです。聞こえない音で。
人間の可聴域について
人間の耳は個人差や年齢差はあるものの、一般的に聞こえる音の周波数は約20Hz〜20kHzと言われています。これを「可聴域」または「可聴範囲」といいます。
ちなみに、約20Hz以下の人間の耳では聞こえないほど低い音を「超低周波音」といい、約20kHz以上の人間の耳では聞こえないほど高い音を「超音波」といいます。
つまり、可聴域の外である20Hz以下もしくは20kHz以上の聞こえない音でうるさくしてしまえばいいのです。
ちなみにハイレゾが無意味と言われる理由の一つがここにあったりします。
色々やり方はありますが、今回はFFmpegで音源を生成&再生してみます。
ffmpeg -f lavfi -i "sine=frequency=22000" -af "volume=18dB" -c:a pcm_s16le -f wav - | ffplay -nodisp -i -
Androidスマホの場合はこれをTermuxなどでいい感じ™に実行すればいいと思います。
ここまでしておいてあれだけど
ぶっちゃけもうちょっとお金出してエレコムのやつを買えばいい気がしてきます()
DAC搭載モデルは2種類ほどあります。
MPA-C35PDBK
https://www.amazon.co.jp/dp/B09C1PQ5WX
MPA-C35CSDPDシリーズ (MPA-C35PDの後継モデル)
黒 https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4MG72SQ 白 https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4MHLYWJ
まあ、ダイソーのやつの魅力は実店舗で安く購入可能なことだと思います。この手の商品は意外と家電量販店にはなかったりします。安いので予備的に持っておくのも良いと思います。