今年の4月からなんだかんだ開発しているFrea Searchが本日正式リリースを迎えることをお知らせします。
Frea Search はクリーンでプライバシーフレンドリーな検索エンジンを目指したSearXNGのフォークです。
俗に言うアフィカスブログやプログラミングスクールの宣伝ブログ、自動生成されたコピーサイトなど目障りなサイトを一切表示せず、本格的な調べものやトラブル解決に最適なメタ検索エンジンを目標としています。
正式リリースはされましたが今後も積極的なアップデートが予定されています。
特徴
- 信頼性の低い記事(プログラミングスクールの宣伝目的で書かれた記事)や誤情報を結果から排除します。
- プライバシーに考慮して設計されています。外部のエンジンへのリクエストは全てサーバーから行われるため、あなた個人を特定できる情報が外部の検索エンジンへ伝わることはありません。
Frea Search はプライバシーがオプションではなくデフォルトであるべきと考えています。 - AGPLでライセンスされており、ソースコードもブロックリストも全て公開されています。また誰でも自由にインスタンスを建てることが可能です。公式インスタンスの速度やプライバシー保護方針に不満がある場合は自分用のインスタンスを建てることをご検討ください。
- APIが利用可能です。
技術的な注意事項
- レート制限はIPアドレスごとに行われますが、あなたのIPアドレスはハッシュ化され処理されます。また永続的なデータベースではなくインメモリデータベースに保管されるため、あなたに関する情報が記録される心配はありません。
- Frea Search はプライバシーのためIPアドレスではなくブラウザから送られるヘッダーを元に利用者の言語や地域を判定します。Braveなどの一部のブラウザで強力なフィンガープリント対策機能を有効にするとこれらのヘッダーが個人をより識別しにくいものに固定されるため、Frea Search のUIや検索結果の言語が英語になることがあります。
- 外部の検索エンジンに利用者個人を特定できる情報が伝わることはありませんが、結果を取得するために最低限必要な情報(検索クエリや要求する結果の言語)は送信されます。もし特定の外部の検索エンジンに検索クエリですら漏洩させたくない場合、設定画面からエンジンをオフにしてください。
- 自分自身のインスタンスを建てる場合、定期的にアップデートすることを忘れないでください。